全国の私立幼稚園は新制度に移行するか、現行通りでいくか?
その選択をしなければならない「子ども子育て新制度」が佳境に入っています。
なかなかわかりにくい制度なのですが簡潔に言えば
幼稚園が保育所機能を持つことが可能になります。
その反面、運営面のルールが多くなります。
例えば…
■保育時間の延長をしなければならない
■方針に賛同されない方の入園も受け入れなければならい
■設置基準の変更により定員の変更の可能性もある
■保育料も決められる
等々、、、、かなり自由度は減ります。
もうひとつはお金の問題です。
私立幼稚園の経営は保育料だけではまかなえず、私学助成金で成り立っています。
これが、新制度に移行すれば、給付金という形にお財布が変わります。
私学助成金よりも金額が多くなればよいのですが、給付金に変わった場合
白水学園の規模で試算した場合は減ります。
…自由度が減り、しかもお金が減る。メリットなし。
最後はやはり「人」の問題です。
保育時間は今よりも長くなる。同時に先生達がシフト制になる
シフト制になれば先生達が心をひとつにする時間が少なくなる
一番大切にしている先生間のコミュニケーションや
人財育成の部分ではとても難しくなる
これが一番嫌なのです。
結論
新制度に移行しなくても、現状の白水学園は
◆二歳児からの保育を既に行っている
◆預かり保育も以前から行っている
◆今の規模でも人材確保や人財育成では課題満載
従って、現段階では白水学園は現状維持し新制度には移行しません。
皆様よろしくお願いします!