「お父さんたちば寝かせんごと」
それが年中劇の改革の第一歩でした。
7年前までは各クラス単位で言語劇を行っていたのですが
台詞がうまく言えずテンポが悪かったり、役になりきれなかったりと、うまくいかないことの方が多かったのです。
そこで、何か他のものはないか・・・・・・と会議また会議
「年中も遊戯にしよう」
とか
「年中は遊戯+体操にしよう」
とか
「マーチングの縮小版的なことをやろう」
等々
様々な案がでたのですが・・・どれも今一つ
そこで、私が
「2クラス合同でミュージカルばしよう!やっぱりラインキングバイ!」
と、重たい空気を、さらに凍りつかせる提案に先生達は
「何言うとんねん、、、このおっさんは・・・」
という表情を園長室でしていても、私は何の根拠もなく
ただ、
子どもの可能性を信じ、
誰もやったことのない年中でのミュージカルにチャレンジすることで
先生達の闘志に火を付け、
私の経験からくる、自らの“勘”を信じて強行採決
それが、今の原型となる2クラス合同のミュージカルの始まりです。
もちろん最初は紆余曲折。
でも、どの子もできることを信じて今のようになってきました。
役になりきるのがうまい子、そうでない子もいます。
ただ、先生達にお願いしているのは
「どの子も大きな声で堂々と台詞を言ってほしい」
このことだけは伝えています。
今年も三園はそれぞれの園の個性を生かしミュージカルに取り組んでいます。
◆森の木はこれまでは言語劇に近い構成でしたが、今回はミュージカルに近くなった構成です!
◆もみの木はオープニングや選曲がすばらしく、もみの木定番となった、悪役や意地悪な役の子がとても素晴らしい!
◆くすの木はこれまでにない題材や演出にチャレンジ!悪戦苦闘していましたが、いい感じに仕上がってます。
また、いつも思うのですがどんなに構成や演出が今一つであっても、結局は子どもが楽しんでいる姿が一番だなあと感じています!
さあ!お父さん達を眠らせないことができるのか?
※実は発表会の見学にお越しになる他の幼稚園や保育園の先生が一番驚くのはこの年中ミュージカルの子どもの演技です。皆様年長と間違われます。これはかなり嬉しい!