令和二年も今日まで
コロナに影響を受けた一年を振り返ると
経営者として様々な判断を求められた一年に尽きる
また園内や園外のどれだけ相談できる人がいるかも改めてわかった
コロナの対応がまだはっきりとしていなかった5月
近隣の病院でコロナが発症した際
これ以上ないくらい悩んだ結果、なかよしクラブを閉めた
この判断がここまでの一番の後悔
「仕方がなかったですよ」と保護者も含めて周囲には慰めては頂ける
しかし、医療従事者や国や地域を守る方々のことを考えた際に、
果たしてこの判断が適切であったのか…今でも自問自答が続いている。
保育面では男女の分散登園から開始した。
初めての試みだったが、これは良かった。一人ひとりをじっくりと見れた。
その他、行事をどうするべきか。この判断は来年度以降も持ち越し、
子どもの成長と、保護者の気持ち、そして我々の想い、この三つの視点から考え、悩み続けるであろう
一方私は、コロナの影響で幼稚園協会の仕事も減り、様々な研修に行く機会も激減
園にいる時間はここ数年では一番多く、できるだけ三園を回り、保育を見た。
保育の質の向上のために、基礎である『導入・展開・まとめ』を見直し
子どもが楽しい「やってみたい」という保育が日々行われているかを
自分の目で確かめる機会が増えた。
その中で、私は仕事の判断基準の一つに『是々非々」という言葉を大切にしている
自分を長年支えてくれる先生であっても、若手であっても
良いことは承認し、ダメな部分はストレートに伝える・・・が
「今」それを伝えるべきであろうか?ということは熟慮できてきた
ダメなことはダメだけど、失敗から学ぶことが大切だし、
うまくいかない悔しさをバネに自分と向き合い
それを乗り越えいく先生の姿こそ人財育成の真骨頂
だから微に入り細に入り、先に先に教えてしまい、失敗をさせないようにすることは
結果はうまく行くが、本当の意味で本人が目の前の壁を乗り越えていないので
自分でやった気になっているだけで実力はついていない
だから私はギリギリまで「待つ」ことと、
「キッカケ」だけは与えて本人に判断させてやらせてみること
この部分を自分自身が実行できた一年であった。
さて、今から大掃除。ボチボチやります。
ブログを読んでいただいている皆様、一年間ありがとうございました。
来年もよろしくお願い申し上げます。