理事長BLOG

たけしのつぶやき ありがとうソフトバンクホークス

大好きな野球が終わりました。
日本シリーズで僕が一番印象に残ったシーンを
尊敬する先輩の園長先生がブログに書いていましたのでご紹介致します。
 
 
皆様もご承知の通り、ソフトバンク・ホークスが四年連続となる日本一を飾りました。しかも二年連続でジャイアンツと対戦し、二年連続で4勝0敗という一方的な試合結果でした。
 
私の知人に熱心な巨人ファンがいますが、その落胆ぶりは哀れさが滲み出ていました。また巨人ファンのみならず、セントラルリーグに属するチームのファンにとっても衝撃的な結果でした。シーズンを通して、どのチームもジャイアンツから一方的にやられ、マスコミは「1強5弱」と揶揄しました。そのセリーグ最強チームが、手も足も出ないくらいにコテンパンにされたのですから、いったいどうなっているのだ?という心境でしょう。
 
単なる野球ファンの私にはホークスとジャイアンツの違い、パリーグとセリーグの違いを論ずる資格はありませんが、ホークスと他のチームとの違いを象徴するような場面が、今回の日本シリーズ第3戦でありました。
 
ホークスの攻撃で二死満塁という場面があり、代打で長谷川勇也という選手が登場しました。かつて年間最多安打を記録したこともある名選手でしたが、近年は怪我に泣かされ、出場機会も恵まれなくなっていて、筑後の二軍で過ごす時間も多くなっていました。その上この8月には新型コロナに感染し、長期間の自宅隔離を強いられたこともありました。既にベテランの域に達している長谷川選手ですが、それでも黙々と若手以上の練習を積んでいたそうです。
 
さて、その二死満塁の場面に話を戻します。
代打でシリーズ初打席に立った長谷川選手は、1・2塁間に痛烈な打球を放ちますが、ジャイアンツの好守備に阻まれます。長谷川選手は1塁ベースにヘッドスライディングを敢行するも、アウトの判定が下ります。直後、彼はグランドに伏したままの状態で思い切り地面を叩き、悔しがったのです。
その姿は、敗戦が確定的な最終回、最後の打者となった高校球児が1塁ベースに飛び込む姿そのものでした。
この姿、姿勢こそがホークスが他のチームと異なるところだと思います。ベテランにしてこのプレーなのですから、後輩や若手の選手は、これ以上のものを求められているのでしょう。
 
新型コロナ禍により、私達は去年までとは全く違う「日常」を強いられるようになりました。当たり前と思っていたことが、当たり前ではなくなりました。野球で言えば3月に開幕して、5月には交流戦が始まり、7月にはオールスターがあって、、、という「いつもの」野球が全て無くなりました。
普段の暮らしの中でも、不安や心配がつきまとい、いつになったら平穏な日々が戻るのか?という気持ちで一杯の頃、プロ野球が始まりました。試合結果に一喜一憂しながらも、ようやく「日常」が少し戻ってきたような気がしたものです。
 
選手の皆さんも様々な苦労や困難なことがあったでしょう。遠征先のホテルの自室から外に出られないというストレスもあったことでしょう。
しかしホークス選手のプレーに、活躍に、そしてチームの勝利によってどれだけの人たちが勇気づけられ、元気をもらったことでしょう。
ありがとう、ホークス。
そして改めてリーグ優勝と日本一、重ねておめでとうございます。
 
 
皆様いかがでだったでしょうか?
私を含めてベテランが姿を見せることの大切さは幼稚園でも企業でも同じですね。

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