学園のシンボル犬ギンが死んで数日。子どもから励ましの手紙をもらったり、三園の保護者からもメールも頂いたりと大変嬉しいです。家族だけでなく、様々な方にお世話になっていたんだなと感じております。その中で一通のメールを紹介させて下さい。
園長先生のブログでぎんちゃんの訃報を知りました。
くすの木幼稚園にお世話になってから、幼稚園のマスコットとして制服その他で色々と目にしてきました。
でも、我が家にとってはそれだけではなくて、娘がまだ赤ちゃんの頃、ベビーカーに乗せてサニーに買い物に行く途中、とある一軒家の道路側柵の植え込みの影の地面にごろんと寝転がった犬が一匹。
「ほら、ワンちゃんだよ~」
娘を抱き上げてその犬が見えるようにすると、一生懸命小さな手を伸ばしました。
もちろん柵より内側に手を入れる事は無かったのですが、犬はゆっくりと起き上がると娘の方を向いてしっぽを振ってくれました。
近くに“ぎんいます”のプレートが掛けてあったので、「ぎんちゃんだって。よろしくね~」と言って娘をベビーカーに戻して買い物に向かいました。
それ以来、サニーに行く度、公園に行く度、通るごとに娘は柵の中に向かって「ぎーんちゃーん」と呼びかけたりその姿をきょろきょろ探したり。
柵のところにぎんちゃんが居れば、「ぎーんちゃーん、こんにちは~」と声をかけ。
声をかけて来てくれたりしたら大喜びし、犬小屋の中に居れば、「ママ、見えた? ぎんちゃん居たねぇ」と嬉しそうに私に話し。
姿が見えなければ、「今日ぎんちゃん居なかったねぇ」と残念がり。
いつも穏やかなぎんちゃんに、親子で癒されていました。
そんな姉の影響もあってか、その後産まれた息子も同じ道を辿り。
よそ様のお庭を覗いているようで申し訳なかったのですが、止めてもとまらず・・・申し訳ありません。
そこが園長先生のご自宅だと知った時は、本当にびっくりしました。
ぎんちゃん、本当に長生きしてがんばったのですね。
娘や息子に優しくしっぽを振ってくれていた姿を思い出します。
心からご冥福をお祈りいたします。
こんなメールをお送りして良いのか本当に迷ったのですが、ぎんちゃんに感謝している者が居るのをお知らせしたかったのです。こんな事もあったんだなと思っていただけると・・・ありがたいです。
本当にありがとうございました。白水剛