去る、4月25日は新任の初給与でした。
白水学園はその記念すべき日のみ、今時珍しい現金支給で私から手渡しています。
働く重み、一ヶ月の苦労を感じてほしいからです。
そして9人の新任に給与と引き換えに私から宿題を出しました。
?本日帰宅して、両親の前で正座する。
?今まで育ててもらった御礼を言う。
※どうしても恥ずかしい時は理事長命令だと告げてよい(笑)
?初給与で両親祖父母にプレゼントを渡す。
?その様子を明日レポートで園長に提出。
そして、その新任からもらったレポートを紹介します。私は涙がでるほど感動しました。
初めての給料を手に家に帰りました。両親に正座をして話すのは始めての事で
本当に緊張しましたが、気持ちが“きりっと”正されたようになりました。
給与を頂いたこと、そして今まで育ててくれた親への感謝の気持ちを伝えると
涙がとまりませんでした。感謝してもしきれない想いを一生懸命「ありがとう」
という言葉で伝えました。母は一緒に泣いてくれ、父は「頑張ったね!」と言って
給与袋を見ていました。
そして、一ヶ月頑張った事、幼児教育という最も大切な時期に関わる保護者の重要性や仕事の責任の重さ、やりがいなどについて家族で話し合いました。
社会人として働くということを当たり前のように感じていて、自分ひとりで頑張っているように勘違をしていました。生まれてくる前から親の愛情を受けて、今までずっと支えてくれて
いた親の存在に改めて気付きました。その事を考えていると、ふと、自分のクラスの子を思い出しました。大切な子どもを預かる立場の私は、くすの木の子どもみんなに「みんな愛されて育っているんだよ」と伝えていきたいです。
初給与で家族でご飯を食べに行きます。これからも周りの人に感謝の気持ちを持ちそれを言葉で伝えていきたいと思います。それから園長先生へ
いつも伝えようと思っていたこと・・・
学生の頃から園長先生の言葉に心を打たれて涙ぐんでいました。今では朝会や終会で当然のように園長先生の話が聞けることが本当に嬉しいです。でも、今は話を聞くことだけじゃなくて理解して実行していくことが大切だと思うので、そうします!
最高のレポートですね。本当に感動しました。こんな感動が白水学園にはたくさんあります!
レポート読み、吉田松陰の言葉を思い出しました。「親思う心にまさる親心 けふのおとずれ何ときくらん」・・・親はあなたが思っている以上にあなたのことを思っているのですよ!