「きつくもあり、苦しくもあり、迷いもありました。今までこれほどまでに時間を費やし、物事を考えたことはなかったです」
そんなことを率直に語ってくれた、ある学年リーダーの話
発表会のプレゼンで何をしたいのかが明確でなく
安易に過去の踏襲した内容で提案してきた
「何がしたいの」
「何を見せたいの」
「なぜこの曲を使うの」
と私の質問に対して曖昧にしか答えることしかできなかった
そこからがスタート
「考えなおして来い💢」と言えたのは10年位前までか
今は「共に考える」ことが必要
出てきたアイデアを活かしつつ、より良きものに導いていく
このプロセスにはとても時間がかかる
しかし、ここを絶対に端折ってはいけない
先生達の考える機会を奪ってしまい
先生達の実力がつかないまま経験年数だけを重ねてしまう
同時に先生達の心身のスタミナ、帰る時間も考えながらやらないといけない
でも、少しの無理を重ね、そこに費やす時間が先生達の骨肉になる
最終的に発表会でやるものが明確になった時の表情には
充実感が溢れているように私は見えた。
私は心の中で
「辛い経験を乗り切り、結果を出すことが何よりも「自信」につながるんだぞ」と
前さえ向いていれば乗り越えられない壁は来ない
この言葉を実践した先生達は、発表会終了後に感動を味わえるであろう。