音楽会も無事終わりました。大きな行事の後どうしてもそれまで成功させるために一生懸命だった分、終わるとほっとしてしまい気が抜けがちになります。しかし前にもお話したように、私たちは行事のために練習するのではなく、それを通して伝えることが多くあります。そのため、けして行事はゴールではなく成長のための通過点の一つに過ぎません。
そして今日、行事が終って普段の保育初日を迎えました。一ヶ月音楽会一色だったので、終わって子どもたちもほっとしているかと思っていましたが、鍵盤ハーモニカの時間になると今まで以上に反応がよく、吹く音も厚みを増していて楽しんで取り組んでいました。また今まであまり鍵盤に興味が持てず、「弾けない」とその時間になると足取りが重たくなっていた子もいました。しかしそんな子が今日は一つの行事を通じて、弾くことの楽しさを覚え自信に満ちた表情で取り組む姿が見られ感動しました。
このように行事を通じて子どもの大きな無限の力にはいつも驚かされ、教師も学ばさせられます。内定者の皆さんは今回音楽会を見て、子どもの持っている力のすごさに感動したり、驚いたことと思いますが、来年はその過程を一緒に作っていくとまた違う感動が味わえることと思います。そんな日も一歩一歩近づいてきていますね!森の木リクルーター 関 奈穂子