季節はもうすっかり秋ですね。
秋といえば読書の秋
久しぶりに書店に足を運んでみたところ
『国民の修身』 著:渡部昇一氏
という本が置いてあり手に取ってみてその素晴らしさにビックリしました!
戦前の修身教科書として小学校で教えられていたことが書かれています。
『一年生』では人間としての基本を教えるということで
一、よく学び、よく遊べ
二、時刻を守れ
三、怠けるな
四、友達は助け合え
五、喧嘩をするな
六、元気よくあれ
七、食べ物に気をつけよ
八、行儀よくせよ
九、始末をよくせよ
十、物を粗末に扱うな
十一、親の恩
十二、親を大切にせよ
等々、二十五まであります。
『二年生』では…
家族を大切にすることや
礼儀を守ること
強くなること
けじめをつけること
などが書かれています。
『三年生』の内容になると
大人でも読みごたえがあり、気付かされることが多くあります。
中でも「自分の物と人の物」という教えは
以前、子育て応援セミナーで講演をされた
池間哲郎先生のFaceBookに書かれたこととつながりました。
≪以下、池間先生の記事≫
震災で流された5700個の金庫や無数の財布、バッグが警察に届けられた。
(合計金額37億円余り)
さらに驚くのは実に85%は持ち主に戻ったといいます。
この話をカンボジア、ミャンマー、ラオス等の人々の話すと、
皆さん目を真ん丸くし「まさか」「信じられない」「本当か」とビックリする。
そして、「いや~やっぱり日本人はスゲ~な~」と感動する。
≪以下略≫
今は修身教科書はありませんが
先人から脈々と教えられたことが心のどこかにあり
いざというときに世界が驚く行動となるのではと思います。
正直、私も本書に書かれていることを見て耳が痛いことも多数あります…が、
自分の振る舞いを振り返ることが大事だと思います。
白水学園では
“もみっ子”の中に、「素直」「しつけ」「誠実」「正義」「根性」「自立」を掲げています。
まさにこのことに通じます。
素晴らしいと称賛される日本人の良さを
もみっ子に引き継いでいきます!