もみの木幼稚園では
小さい時から柔軟性のある体になってほしいということで
開脚柔軟、あざらし、ブリッジなどのストレッチを
体操の時間に行っています。
ストレッチは
怪我を防ぐ
しなやかな体にする
動作を自由に大きくできる
などのメリットがあります
昨日までを目標に年長組全員が
開脚柔軟ができるようになろう!と
以前からみんなで頑張ってきました。
しかし、どうしても体が硬いH君
なかなか床に顎がつきませんでした。
無理をさせることかえって逆効果なので
「これからも毎日少しづつがんばろうね」と励まし
その場は終わりました。
しかし、その子はその後もう一度私の所に来て
「もう一度見てください」と言って
目の前でやり始めました。
足は少し曲がっているものの
顎はしっかりついていました。
私は、「すごい、H君!やったね!よくできました!」
と褒めると
その子は私の顔を見上げて
目に涙を浮かべなら笑っていました。
一生懸命泣くのをこらえていたように見えました。
よほど練習したのでしょう
よほど嬉しかったのでしょう。
後から担任の先生に聞きましたが、
H君がクラスに戻った時
クラスのみんなから
「Hくんよかったね!」と拍手喝采を浴びていたとのことです。
私は昨日の晩、床に就いた時、
その子の私を見上げる顔が目に浮かんで離れませんでした。
これから先、この子は何事にも一生懸命頑張ってくれるでしょう!
年長組も残り4ヵ月!
どんなドラマが起こるか楽しみです!