日曜日。
ちょっと急用のため、実家へ帰りました。
主人は仕事だったので、留守番をするかついてくるかと娘たちに聞いたら、下二人は即答で「行く!」とのこと。部活が休みだった長女は、「しょうがないなぁ」と言いたげな様子で、宿題を持参でついてきました。
さて、諸用を済ませ、一息ついたところで、長女からの「ねえ、これ解る?」の問いかけ。
イヤ~な予感を抱えながら長女の手元を覗き込むと、そこには方程式を用いた文章問題。
「ええっ!…イヤ、解らんと思う…」
「え~、ちょっとは考えてみてよ」
そう言われ、渋々問題とにらめっこ。
「…xが…yが…」
とやっていると、
「え、そこ違うやろ。移行したら符号が変わるとよ」
「え?そうやった?」
「…わからん?じゃ、もういいよ」
数学はおろか、算数から既に苦手な私に、方程式はハイレベル(笑)
そんな自覚はあっても、サスガにここでお手上げをするには気が引ける。
「ちょ、待って。もう少しお母さんに一人でさせて」
そう言って、問題集を取り上げて再度にらめっこ。
そうか、私にxだのyだのが解けるはずがない。
図解だ。
…数分後。
「解けた!見て、これが答え!」
「…」
「何?大丈夫よ、多分(!?)合っとるけん」
「いや、そうじゃなくて。式は?まさか、このタイルを書くと?」
あ…。
確かに。これ以上どうもできない私の返事は、「…ばあちゃんに聞いてみて…」
「あ、そうやね!」
で、「ばあちゃんに解るかな~」とかのんきに言いながら、サラサラと方程式を並べて解いていく母。
数分後には長女へ解説。
その解説を並んで聴きながら、早い段階でチンプンカンプン…。
そんな私に長女が気づき、「もうすでに解らんちゃろ」の一言。加えて、「お母さんね、符号が変わること解らんって」とご丁寧にも母へご注進。
「あら~、橋渡ったら(イコールを越えたら)変わるとやもんね~」
イヤ、母上、私が算数出来んこと知っとるやろ!?そんな、今更呆れんでも…。
あれ、でも!
「ねえ、答え一緒やん!やっぱり、お母さんも間違ってないやん!」と、長女へちょっと抗議。
「でもそれ、ここに書けんもん」
まあ、確かに…。
私の答えを覗き込んだ母は、「あら、鶴亀算やね。昔の人はこうやって解きよったとよ~」
昔の人って…。鶴亀算って…。
数学が大好きだったと言う今年72歳になる母は、割り算で既につまずいていた小学生の私に、自作の問題集(裏紙に割り算や掛け算の文章題が手書きされているモノ)を与え、繰り返し繰り返し教えてくれました。…ただ、その効果はあまりなかったようで、結局は鶴亀算止まりの私ですが(笑)
解き終わった後、「小さい時に習ったことは忘れんもんやね~」とやっぱりのんきに言う母。イヤ、それどうかな。私、さっぱり覚えてませんから…。
『大、小2つの正の数がある。2つの数の差は52で、2つの数の比は3:7である。小さい方の数を求めなさい。』
頭の体操に、イカガデスカ?(笑)
おまけ。
さて、自宅に戻り、またもや「ねえ、これは解る?」
(鶴亀算のお母さんに聞いてもしょうがないやろ)そう思いながら問題を見ると、今度は数学の中でも特に大嫌いだった道のりや時間の問題。…ムリ!
図解をしてみても、もちろん、今度は全くさっぱりワカラナイ。
「…お父さんが帰ってきたら聞いてみ?」
「そうする」
で、食後のひと時を狙い聞いていましたが、こちらも割と簡単に解いてしまい…。
ナゼ?
社会に出たら方程式なんか使わないですよね~!!!?
おまけのおまけ。
明日はお弁当の日です!(明後日は給食♪)
お忘れなきよう、お願いしま~す!