先日、テレビでゲームのことが取り上げられていたので、子ども達にも話しをしました。今、流行りの「あ〇森」をしているご家庭の様子。もちろん、学童塾でもしている子はたくさんいます。いつも話しているのは、
「ゲームは、時間を決めてすること」
「時間になったら、言われなくても自分でやめること」ということ。
楽しい反面、中毒性のあるゲーム。ご家庭でもしっかり約束を守らせて下さいね。
そのテレビを見ていて、違和感を覚えたことが二つあったので、子ども達にも問いかけてみました。
一つは「自分で、アイテムをコツコツ貯めているんです!」と、いかにも頑張っているかのような話。もう一つは、オンラインゲーム(家にいながら外部の友達と繋がって一緒に遊んだり対戦ができたりするもの)を通して、人間関係を作れるのがメリットだという話。確かに、習い事があったり、まだ気軽に大勢で遊べなかったりするので、そうも言いたくなるのかもしれませんが…でも、ちょっと違いませんか??本当に『コツコツと』取り組むことって何でしょう。調べてみると、『黙々と・地道に・根気よく・粘り強く・堅実に・真面目に取り組むさま』とあります。コツコツ取り組み、努力することは、勉強や継続している習い事などであって、ゲームではないですよね。『人間関係』の話では、子ども達の方から「いやいや、違いますよ~」という声が上がりました。仲よくすることもあれば、喧嘩することもあるけど、友達が目の前にいて、触れて、感じて関係を築いていくものです。友達と関係を作る中での色々な感情を通して、人としての喜びや嬉しさや痛みや悲しみも覚えていく…。そうではないでしょうか。ゲームの楽しさは確かにあると思いますが、(私はゲームができないので、ゲーム好きの人に共感できなくてスミマセン)子どもが画面越しに『人間関係の構築』を求めるのは違うと思います。もっと、集団遊びの楽しさを教え、道具がなくても遊べる子になって欲しいと改めて感じました。
同時に、ゲームに没頭してしまうと陥りがちなマイナス面も伝えています。引きこもりになったり、犯罪に巻き込まれたり…、みんながそうなるわけではありませんが、SNSを通した事件が多くなっているのは事実です。させるのであれば、オンラインゲーム、スマホは危険なものという認識をしっかり持たせてください!
私が子ども頃は、ゲームと言えばゲームウォッチ(一人でしかできない!)くらいでしたので、友達とはボードゲームが主流でした。携帯もないので、友達の家に行ったらいなかったとか、待ち合わせしたのに来なくて寂しく家に帰ったこともよくありました。また、探検ごっこをしていて近所のおじさんに怒られて走って逃げた…なんてのもいい思い出です。そんなことも、子ども時代ならではのいい経験だと思いますよ!