とうとう、このかわら版も三年生にとっては、最後になってしまいました。かわら版をお子さんと一緒に読んだり、書いてあることを実践してくれたりという話を伺い、有難いと同時に責任を感じています。
先日行った個人懇談でも、皆様とても協力的で、改めて身が引き締まる思いでした。せっかく縁あって、卒園してからも学童塾で一緒に過ごすことになった子ども達です。何が何でも学童塾で過ごす時間を無駄にして欲しくないし、これからの人生の為に教えられることは伝えていきたい、そればかりを考えてきました。私が思い切り、時には厳しく伝えることができるのも、本当にご理解いただいているお父様お母様のお陰です。卒塾してからのことを心配される声もありましたが、どこの家庭もちゃんと向き合っているから大丈夫、と思えました。
卒塾する三年生も、人生まだ9年です。それぞれの課題や「もっとこうなって欲しい」という部分はあると思いますが、これから先の経験でどうにでもなります。幼稚園時代からこの三年間にかけて、一生懸命頑張ることができた子ども達です。家庭で、そして学校やその他の場所でも、色々な立場を経験することで成長していきます。失敗や上手くいかないことの経験もたくさんします。そして、これから先は、親の言うことを聞かなくなってきます。でも心配しないでくださいね、正常に成長している証拠です。反発したり、ズルをしたり、誤魔化したり…します!
子どもの気持ちを聞くことも大事ですが、「許せない!」と火が出るくらい叱ることも必要です。理解のある親にならなくてもいいのです。時には子どもと闘い、ぶつかり合い、親の思いを伝えなければいけないことがあって当然です。その先には子どもの【自立】、そして、【幸せ】を願うからです。子ども達は、これからもたくさんの【寄り道】をしながら成長していきます。でもその【寄り道】こそが必要なものだということもあります。
私が子ども達に一番伝えたいことは、『失敗を恐れずにチャレンジすること』です。やって後悔することは経験として次へのステップになりますが、やらない後悔は、何も残りません。チャレンジすることで世界は広がります。その勇気が出ない時こそが親の出番ではないでしょうか。そっと後押しをし、勇気づけてあげて下さい。
最後に…ゲームやスマホに支配される人間にならないように、つきあい方には十分気をつけて下さいね!卒塾生の今後のチャレンジ、そして幸せをこれからもずっと願っています。