新しい年が始まったかと思えば、予想を超えるコロナウィルス感染拡大で、学級閉鎖、休校…。まだ油断できない状況ですが、学童塾はできる限り通常通り行いたいと思っています。一月は、出席者五人という日があり、休園にもなったので休塾も考えましたが、子ども達の笑顔を見ると『休塾するわけにはいかない!』と思いました。教材を取りに来た自宅待機中の子ども達からも「先生、学童に来たいです!」と訴えられました。
コロナウィルスは、子ども達の日常を奪ってしまいました。コロナ禍で、良くも悪くも変わったことが沢山ありますが、子ども達が子どもらしく、のびのびと成長できる機会を間違いなく減らしています。学校に行き、放課後は友達と暗くなるまで遊ぶ、そんな普通の毎日が奪われています。仕方がない、もう少し我慢…分かってはいますが、それにしても、子ども達に何かできることはないか…。せめて学童塾では、子ども達に友だちと一緒に過ごす嬉しさ、思いっきり体を動かして遊ぶ楽しさを味わって欲しいと思っています。そのためには、一人ひとりが感染対策を行い、健康管理に気をつけて毎日を過ごしていきましょう!
さて、三年生は、卒塾まで残り二ヶ月になりました。来年度の新入生対象の見学会が始まると、期待と同時に寂しさがこみ上げてきます。三年間、毎日顔を合わせてきた子ども達は、きっと私の考えていることを『お見通し』くらいのレベルに分かってくれていると思います笑。三年間で、伝えたい想いは子ども達に届いただろうか…と自問自答しつつ、残りの時間で一つでも多く、何か学童塾で得られたと思ってもらえるように過ごしていきたいと思います。
『目標に向かって努力すること』。それを教えてきたつもりです。失敗しても間違ってもいい。目標に向かってチャレンジしなければ、何も始まりません。これから、世の中がどのように変わろうとも、自分の力で自分の人生を切り開いていける人になって欲しいと思います。
子ども達は、親が思うより成長しています。いつまでも小さな子ども扱いをせず、家庭の中での役割を与えてください。そして、将来自立していく時のために、自分でできる事は時間がかかっても自分でする習慣をつけて欲しいと思います。
コロナも、想像し得なかった事です。今後また、子ども達が大人になる頃にどんな世の中になっているか分かりませんが、どんな時代であっても強い心を持って生きていって欲しい、それが一番の願いです。