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くすの木学童塾 今日はゲームなし!

 9月は、春日市の小学校はリモート授業で始まりました。夏休みも十分楽しめなかった上に、学校の友達にも会えない日が続きましたね。コロナの真っ只中で過ごす子ども達、間違いなく感じるのは体力の低下です。誰のせいにもできない問題ですが、仕方ないと肩を落とすばかりにならず、何とかしたいところですね。しかし、人の多い場所は敬遠したくもなるでしょうし、母親一人では自然の中に連れ出すもの大変でしょうし…。遊びたい盛りの子どもを抱えたご家庭は、本当に大変だと思います。先日、「休日は、テレビもゲームも時間を決めていますが、それ以外には何をさせていいか分かりません」と嘆く方がいらっしゃいました。おまけに天気が悪かったりしたら外にも出られず、家の中で悶々とする時間を過ごすことに…というご家庭もあると思います。

そこで、ふと十五年くらい前の我が家のことを思い起こしてみました。子ども達は、9歳、7歳、3歳、遊びたい盛りの三人。何をしていただろう…。

我が家には、ゲームというものが存在しません。ゲームと言えば、人生ゲーム、野球盤、オセロ、トランプ、UNOくらい…。では何をしていたかと言うと、登山や釣りなど、自然の中に連れ出していました。それができないときは、ギンちゃんの散歩、公民館でキャッチボールなど。

家の中では…勝手に遊んでいました!自分達で何やら遊んでいたので、「何をさせたらいいのか…」と考えることはなかったです。ゲームがなくても、自分で何をしようかと考えて遊べるはずです。

自分の子どもの頃を思い返しても、一人で壁先生とボールで戦ったり(壁に思いっきりボールを投げてキャッチするだけ笑)、虫や草花を集めて遊んだり(何の儀式?笑)、屋根の上を歩き回ったり…好き勝手に遊んでいました。そこには、親の計らいなんて存在してなかったと記憶しています。そうやって、自分で遊びを創造していく中で、勝手に学んでいたのだなと。小さなチャレンジや冒険を日常の中でできていた頃とは時代が違うと言えばそうかもしれませんが、子どもは遊びの中で学んでいくことには、変わりないと思います。ゲームが当たり前の現代だからこそ、そこで学んだ知識でゲームクリエータになりたいと思うのも自然な流れでしょう。動画を見てユーチューバーになりたいと思うのも同様ですね。でも、もっといろんな世界を見たり、想像や創造をしたりして欲しいと思います。

 「今日はゲームなしの日。自分で適当に遊んでね」と言ったら、何ができるか。たまにはそんな日もあっていいのではないでしょうか。

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