今日はもみの木
「理事長先生逆立ち歩きを見てください」
と満面の笑顔と威勢のいい声で男の子が寄ってくる
「いいよ!歩いてみせて」
と、歩かせてはみたものの
目標にはまだまだ届かず、踏ん張らずに倒れる
僕は笑顔で、その子に次々にキツイことにチャレンジさせる
汗をカキカキその子は何度も何度もチャレンジする
僕はそっとその子に声をかける
「キツイ・・・と思ってやめる?、続ける?」
その子は「続ける!」と言う
そしてまた黙々と地味なことを汗をかきながら続けていた
その子は今日は歩けなかった
でも、僕は絶対に歩くと思う。
キツイことをあれだけ頑張れるのだから。