理事長BLOG

たけしのつぶやき 性同一性障害

幼稚園振興協会主催で性同一性障害の「虎井まさ衛」さんの講演を聞いてきました。

数年前に3年B組金八先生で上戸綾が演じた性同一性障害のモデルと言われる方です。略歴を紹介します。

 

戸籍上は女性として生まれたが、幼い頃から「自分は男性である」との性自認を持っていた。小学校4年生の時、カルーセル麻紀性転換手術を受けたとのニュースを知り、自分もいつか必ず性転換手術を受けようと決心し、手術費用の貯金を始めた。法政大学在学中は、三島由紀夫の研究を行う傍ら、手術を目指してアルバイトに明け暮れる毎日を送る。大学在学中に執筆した性同一性障害者を主人公にした小説は、『早稲田文学』に掲載された。大学卒業後、単身渡米し性同一性障害の診断を受け、以後、数回にわたって治療・手術のために渡米を繰り返した。

2000年頃より、戸籍の性別変更を求める運動の先頭に立ち、その結果、国会にて「性同一性障害者特例法」が成立。2004年に同法が施行されたのに伴い、戸籍の性別変更の申し立てを行い、法的にも男性として新たな人生のスタートを切った。

 

以上が虎井さんの略歴です。講演は自然な語り口でした。様々な偏見から、ずっと苦しんできた人生を聞かせて頂きました。

頂いた資料の中に、私達がTV等からよく耳にする言葉の解説がわかりやすくしてありましたので紹介します。

◆ゲイ 

 「ホモ」という言い方が差別的に用いられる歴史的経緯があったので、同性愛の当事者が自ら名乗るようになった呼び方。主に男性の同性愛者を呼ぶ場合に使うことが多い

◆レズビアン

 女性の同性愛者の呼び方。「レズ」または「ビアン」と略して呼ぶこともあるが、当事者にはどちらかを嫌う人もあるので、この言葉を使うのはやや注意を要する

◆ニューハーフ・ミスターレディ・ミスダンディ

 職業として身体的性別とは異なる性別の装いや振舞いをする人の呼び名。性同一性障害の当事者である場合もあるし、そうでない場合もある

◆おかま、おなべ

異性装をしたり異性のような振舞いをしたりする人達に対する伝統的な呼び名だが、差別的、侮辱的な響きを帯びることが多いので、性同一性障害の当事者はそう呼ばれることを嫌う人が多く、これらの言葉を使うのは注意を要する

 

日常的に耳に入る言葉ですが、上記のような意味合いがあることを学んだだけでも勉強になりました。また、なぜ性同一性障害になるのかは、いくつかの説はあるものの、解明はされていないそうです。今日も学びました・・・

 

 

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