今年の5月、宮城県石巻市から来たKくん
特例で年長の途中からでしたが
地元の仮設住宅ができたら帰られる…ということで
それまでの間もみの木幼稚園に登園することになりました
最初は震災に遭い…
お父様と離れて暮らすことになり…
全く知らない幼稚園に通う…
ましてや周りの年長の子ども達は
体操、かけっこ、読み書き計算をバリバリやっている…
不安だらけのスタートだったことでしょう
当初は泣いて登園することもありました
しかし一カ月もたたないうちにK君は
たくさんの友達ができ
体操もかけっこも読み書き計算も
周りの子に引けを取らないまでになり
「このままもみの木幼稚園にいたい」とまで言ってくれるようになり
本当に嬉しかったです
たった半年でここまで成長するなんて…
K君を見て改めて子どもの持つ可能性の大きさを実感しました
できるなら卒園式までいてほしいと思っていましたが
やはりお父様と一緒に家族で過ごすことが一番なのでしょう
10月31日をもってK君は転園していきました
やっぱり別れは辛いですね
わずかな時間で、K君の心に何か残すことができたかは分かりませんが
“もみっ子”にある
何にでも挑戦すること
最後まで諦めないこと
を忘れずに前を向いて頑張ってくれたらと思います
初めて壁逆立ちができた時の顔
かけっこで歯を食いしばって頑張っている時の顔
運動会で重いガードを懸命に振っていた時の顔
選抜レスリング大会で友達に負けた時の顔
どんな時も一生懸命でいい顔をしていました
K君!
これから楽しいこともあれば嫌なこともあると思うけど
持ち前の明るさとガッツで頑張れ!