今日はくすの木学童塾担任 奈々子先生のコラムです!
平成になってもう三十年になります。早いものですね。 昭和に生まれ、昭和に育った私のあたりまえは、 平成生まれのあたりまえと違うことが多く、戸惑うこともあります。 年号が違うというだけで、人間が育っていくことに変わりはないはず…。 しかし、少子化に伴い過保護が増えたことと、 情報が簡単に手に入るようになったことによる変化を一番に感じます。 そうはいっても、時代は進む一方で、巻き戻ることはありません。 昔はこうだった、という言い方ではなく、なぜそうすることがいいのか、 または悪いのか、それをこれからも子ども達に伝えていかなければいけないと思っています。 三年生は、残すところあと三ヶ月。みんなこの三年間で、努力することを覚えました。 幼稚園の頃の下地はもちろんありましたが、新しいことにもたくさん挑戦し、 悔しい経験やうれしい経験をしてきました。 そんな、心動かされる瞬間をこの学童塾で感じてほしいを思い、 毎日を過ごしてきました。三年生はどう感じているでしょうか。 年下の子達に教えることも経験できた二年生。 小学生になって毎日がドキドキだった一年生。 それぞれの成長は感じられたでしょうか。私は、みんなの成長をすごく感じました。 間違ったところのやり直しをキチンとする、分からないことはそのままにしない等、 コツコツ頑張る子は伸びたなぁと思いますし、字も変わってきました。 きっかけは一人ひとり違いますし、きっかけは特になく地道にやってきた成果が ゆっくり出ることもあります。それぞれスポーツや音楽など、 他の習い事をしている子もいますが、このくすの木学童塾では、 勉強を通して、目標に向かって努力することや新しいことに 挑戦する勇気を持って欲しいです。毎日の取り組みの中でそれらを身に着け、 三年間で胸を張って卒塾の日を迎えてもらいたいです。 先日、高校生の息子がこう漏らしていました。 『「お前んちが普通じゃない」って言われたよ』。 何のことか聞いてみると、学校や部活の送迎のこと。 私は基本的に普段、送迎はしません。 なぜなら、学校は自分で行くのがあたりまえだから。 もう高校生、雨なんか関係ない。交通機関があるでしょ。 でも今のご時世、それは通用しないのでしょうか。 いや、そうじゃない…。何が本当に子どもの為なのか、 考えをぶらさず今年も頑張ります!