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子育て Vol.67『幼稚園時代にやっておくと良いこと…?』

くすの木幼稚園  副園長 関 恵子

「我が子が幼稚園児だった頃に、もっとこうしておけばよかった…と思うことがありますか?」と、中学生以上のお子さんをお持ちのお母さん先生方にちょっとお伺いしてみました。思っていた以上に、いろんなお話を伺うことができました…!

・もっと、自分でする機会を与えればよかった…
→ ついつい、月曜日の絵本バッグに荷物を入れるのを手伝っていたそうです。
荷物も多いし、月曜日くらいはきれいにして持たせたいという気持ちがあったそう。「当時は良かれと思ってやっていたけど、やりすぎだったな…」と、今は反省してると仰っていました。

・ もっと自分で考える機会を与えればよかった…
→「ヒントを与えて自分で考えさせているつもりでいたけど、今になって思えば、ほとんど私(お母さん)が考えて答えも出していたと思う…」とのこと。 その当時は、全くそんなこと思わなかったけど…と仰っていました。そんなものかもしれませんよね…!

・ ガミガミ言い過ぎたかな…
→ 第一子で、いろんなことが気になってついつい小言が多くなったそうです。
こうなってほしい、ここを頑張ってほしい、そう思うが故についついあーだこーだ言っちゃうこと…ありますよね!
間違いなく、気持ちは我が子を想ってのこと…!

・ もっとたくさんお手伝いをさせておけばよかった…!
→「大きくなった今、手伝ってくれるのは嬉しいけど、『手伝ってあげたよ』という顔をされると…。お手伝いするのはあたりまえ!と教えておけば良かったな」と仰ってました。…同感です!!!笑

・ もう少し苦手な物に触れさせておけばよかった…
→「虫が苦手だと分かっていながら、そのうち慣れるだろうとタカをくくっていたら、結局慣れないままだった…」とのこと。やはり、どんなことにも「そのうちできるようになるだろう」は、ないのかもしれませんね…!

・ 履物を揃える習慣が…
→「あの当時、言われたら揃えられるけれど、自ら揃えることを定着させることができず…。今でもため息をつくことがしばしばあって…」と嘆いていらっしゃいました。あ。私もそれ、あります…。教えたつもりなんですけどね…。つもりじゃなくて、できるまで教えないとダメですね…!

・ もっと失敗させておけばよかった…!
→「失敗したらかわいそう」と思っていたわけじゃないけれど、その先がわかる分、『それしたらこうなっちゃうよ』と、ついついアドバイス?をしてしまってました。結果として、あんまり失敗の経験をさせてこなかったなと今になって思っています…」と。失敗の経験は、間違いなく大人も子供も成長に繋がります。今からでも遅くない!『失敗を怖がらない子供(大人)』になってほしいですね…!

 さて、こうやって聞いて回ってまとめてみたら…大きくなった我が子を前に、お母さん先生方が感じていらっしゃるのは、間違いなく、『森っ子・くすっ子・もみっ子』の大切さのようです。そして、共通して仰るのは、「当時は、良かれと思ってやっていて、これは手を出しすぎ(貸しすぎ)ているのかな…なんて考えもしなかった」ということ。目の前の我が子のことを大切に思わない親なんてきっといないですね。誰もが必死で我が子のことを想って行動していると思います。だからこそ、ちょっとだけ、先輩お母さんの今の言葉に耳を傾けて、自分を振り返ってみるのも…良いかもしれません。
 『親』という役割に悩むことや分からなくなること、困ること、きっとたくさんあると思います。でも、幼稚園と一緒に子育てをしていくことで、たくさんのヒントやたくさんのアドバイスがきっと得られます。そして、何よりの私達の強みは…お母さん先生がたくさんいること! お母さん先生方に、もっといろいろ聞いてみたいな…そう思った方がいらっしゃいましたら、遠慮なくお声掛けください。たくさんおしゃべりしましょう!

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