保護者の皆様、この夏はいかがお過ごしでしたか?
おかげさまで、我々も長期休暇をいただき、
教職員一同リフレッシュすることができました。
ありがとうございました。
さて、私は、今夏はあまり遠出はせずに映画を観たり本を読んだり、
そして、身体をしっかり動かしたりしながら過ごしました。
その時に読んだ本の中で気になったのが、
『除菌子育て』という言葉です。
子どもが困らないようにと目の前の障害を全て親が取り除き続ける
『カーリング子育て』と同じような意味だと感じました。
このような子育ての結果が、今の若者の共通の課題である
「失敗したくない」という部分にも
繋がっているのではないかと思います。
我々大人も、失敗から学び続けて今があります。
我が子にも、ちゃんと失敗をさせましょうね。
その失敗を乗り越えようとするプロセスが
我が子の『心の筋肉』を鍛えている時なのです。
そして、乗り越えたその時に、
子どもは本当の『自信』や『自己肯定感』を手に入れることができます。
これから始まる運動会の練習過程では、
「暑い」「きつい」「やりたくない」
子どもがそんなことを言うかも知れません。
その時、
A 「運動会の練習はそんなもんたい。それでアナタはどうする?」
B 「そんなきつかったらお母さんが先生に言ってやるけんね」
このABどちらの親の言葉が、
子どもの心の筋肉を鍛えることができるでしょうか。
…もうお分かりですよね。
目先の甘さは優しさではありません。
目先の厳しさこそ、本当の優しさなのです。
それを考えれば、Aの方が適切です。
…と、わかっていても心配するのが親心。
お悩みの時は相談に乗ります。
いつでもお話しください。
また、余談ですが、親戚の子育てを見ていて、
躾もせずに子どもの欲求を満たすことが
親の役割だと勘違いしている…と思うことがありました。
老婆心からやんわりと伝えるのですが、
軽く流され、理解をしてもらえませんでした。
きっと、この子が通う園の先生は大変だろうと思いました。
我が子を受け入れることは親として無条件に必要なことですが、
機嫌を取り、欲求を満たしてあげることとは少々違います。
ここから先を書くと長くなるので、今回は端折りますが、
皆様に自分の子育てを振り返るキッカケとしてもらえればと思います。
さあ! 二学期が始まり、運動会という大きな行事も控えています。
先生達は企画を練り、リハを繰り返し、
事前準備はバッチリの状態です。
仕事は準備で80%決まります。
運動会を通じて子どもの『心の筋肉』を育て、
成長した姿をお見せします。
ご期待ください!!