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くすの木学童塾 責任を与える→成長!

 「働かざる者、食うべからず」

学童塾のキャンプでいつも言っている言葉です。みんなで一緒に食事の準備や片付けをする時や掃除をする時など、とにかく動くよう声を掛けます。何をしていいかわからなければ、自分で聞く、探す。そうやって働くことで、美味しいご飯を食べることができます。

 

小学生になると、自分でできることは自分でするのは当然のことです。翌日の準備は自分でしていると思いますが、週末に持ち帰った上靴はちゃんと自分で洗っていますか?水筒にお茶を入れたり、水筒を洗ったりは教えたらできることです。また、二、三年生になると給食当番で使ったエプロンにアイロンをかけることもできます。自分で爪切りにも挑戦してみましょう。いつまでも危ないと言っていては、いつからできるようになるのでしょうか…?少し火傷してしまったり、水浸しにしてしまったりすることで学んできた経験は、誰でもあることではないでしょうか。

また、自分のことに加え、家族のためにお手伝いをすることも、いつも話をしています。まずは、できそうなお手伝いをさせてみるのもよいのですが、できれば毎日決まったお手伝いを継続してさせて欲しいと思います。毎日同じことをしていると、責任感が芽生えます。そして、『工夫』することも覚えます。「どうやったら早く終わるかな」「違う道具を使ってみようかな」など、自分なりの工夫ができるようにもなります。そのような日常の中で、『考える力』が育つのです。

 

 今、子ども達に【こどもお手伝い塾】という本の中から、毎日一つずつお手伝いを紹介しています。

〇ぞうきんがけ

〇玄関・家の前のそうじ

〇お風呂そうじ

〇洗濯物を取り込んでたたむ

〇お米とぎ

…など、どれも簡単にできるお手伝いです。大人同様にはできないでしょうが、少しくらいのことには目をつむり、責任を与えてやらせて欲しいと思います。

 

子ども達は、責任を与えられることが好きです。認められたと感じるからだと思います。三年生には、学童塾のリーダーとしての責任を与えています。「先生がいない間、頼んだよ」「様子を見ていて、後で教えてね」など、信頼をしていることを伝えています。

先日、三年生には頼んでいたものの、会議が長引いて、私が学童塾開始の4時に行けなかったことがありました。20分ほど経過し、恐る恐る部屋に行ってみると…全員が、それぞれ静かに自習していました。「4時に挨拶をして、後は自分のしたい勉強をしていました」とのこと。三年生は責任を全うし、一年生も上級生の姿を見て学んでいる姿に成長を感じ、感動しました。そんな子ども達との毎日を大切に過ごし、さらに成長させていきます!

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